お知らせ

令和3年 年頭のご挨拶

年頭のご挨拶

明けましておめでとうございます。

謹んで令和3年の年頭のご挨拶を申し上げます。

昨年は、流行語の「3密」、京都清水寺で発表されました漢字一文字の「密」に表される通り、新型コロナウィルス感染症の猛威にさらされた一年となりました。注目されておりました東京オリンピック2020も異例の延期となり、希望に満ち溢れる時代の幕開けに水を差す結果となりました。また、7年8カ月歴代最長政権となりました安倍政権も、令和2年10月に当時官房長官でありました菅氏率いる新政権へとバトンタッチいたしました。

そのような中、弊社では令和2年12月に事業継承をいたしました。3代目として、時代の変化に対応し、これまで培ってきた経験をもとに、より一層関与先の皆様と地域社会の発展のために邁進していく所存です。

さて、今年の注目といえば、昨年延期されました東京オリンピック2020の開催です。新型コロナウィルスのワクチン開発の兆しが見えてきておりますが、諸対策のもと無事開催され、閉塞感漂うこの空気を打ち払い、人類の希望となることを心から願っております。

経済に置きましては、日経平均株価の高水準とは裏腹に、我々中小零細企業を取り巻く経営環境は厳しさを増しております。コロナウィルスによる活動自粛による減収はもとより、その陰に隠れておりますが、人手不足、事業の継承問題等の根本問題は依然として続行中です。このようなときこそ、毎月しっかりと自社の状況を計数で確認し、将来の計画を立て一歩一歩対処し進んでいくほかはないのではないでしょうか。

また、ビジネス環境におきましては、激しい変化にデジタル技術等をもって対応していくデジタルトランスフォーメーション(DX)も大きな課題といえます。テレワークやリモート会議等、急速に対応しなければならなかった昨年の状況を鑑みますと、コロナウィルス感染症は「変化」の促進剤であるのかもしれません。DXへの対応は別世界の出来事のように思われがちですが、新しい時代へのパスポートとなることが推測できます。こうした変化への対応の中に新たな革新の芽が生まれてくるのではないかと思っております。

弊社では、第6次中期計画の3年間で「紙使用を0」にするという大きな目標を掲げて日々活動を続けております。環境問題の一つとして掲げた目標ではありましたが、結果として、内部の仕組みを再検討し、変えていかなければならない大きな取り組みになっております。この取組みを通じて、皆様にその仕組みを提供し、DXへ対応できるよう努力していきたいと考えております。変化への対応から持続可能な発展へ、皆様とともにこの難局を乗り越えられればと考えております。

結びにあたり、皆さまご清栄を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしく願い申し上げます。

 

令和3年1月4日

 

税理士法人西田経理事務所

 

代表社員 吉留良平