お知らせ

令和5年 年頭のご挨拶

年頭のご挨拶

 

明けましておめでとうございます。

謹んで令和5年の年頭のご挨拶を申し上げます。

昨年初頭、平和の祭典ともいえるオリンピック(冬季)直後に勃発したロシアによるウクライナ侵攻は悲惨な戦禍の報道とともに経済にも大きな影響を与えました。エネルギー供給が安定を欠き、また、金利政策のずれによる約32年ぶりの1ドル150円台という円安水準が続き、その影響は物価高を引き起こし我々の生活は悲鳴を上げました。コロナウィルスとの戦いの終わりが見え始めたところでの大きな打撃でした。まさに、「戦」の一年だったといえるでしょう。

「戦」といえば、異例の11月開催となりましたサッカーワールドカップカタール大会では、強豪ドイツ、スペインを逆転で破り日本国民に希望を与えました。残念ながら目標としていたベスト8には届きませんでしたが、暗い一年になりかけていた年の鬱憤を晴らしてくれたかのようでした。

さて、今年の注目といえば、6年ぶりの開催となります2023年3月のワールドベースボールクラシック(WBC)、7月サッカー女子ワールドカップオーストラリア・ニュージーランド大会、9月ラグビーワールドカップフランス大会です。引き続きビッグイベント満載の1年となりそうです。5月には広島でG7サミットも開催されます。議長国として世界に日本のすばらしさを再認識してもらえるようアピールしてもらいたいものです。

経営環境に置きましては10月に消費税の仕入税額控除の方式として「適格請求書等保存方式」いわゆる「インボイス制度」が導入されます。登録の検討、請求書の形式見直し、確認作業等、実務への影響は多大なものであると思われますが、DXによるデジタル社会への対応の一環として、仕組みを考え、システムを見直(導入)し、そして一歩先を行く電子帳簿・証憑のスキャナ保存等を目指してみてはいかがでしょうか。弊社では、ペーパーレス対応までの一連の流れを令和5年のテーマとして取り組んでいきたいと考えております。

ちなみに、3年目を迎えます弊社のペーパーレスの取組状況は下図のとおりです。

 

  2020.7~2021.6 2021.7~2022.6 比率
使用枚数 122,330枚 93,461枚 76.40%

 

  2021.7~2021.11 2022.7~2022.11 比率
使用枚数 54,713枚 35,889枚 65.60%

 

着実に減らしては来ていますが目標「0」にはまだまだです。このインボイス制度をよい機会と捉え、抜本的な仕組みの見直しを検討する所存です。

このようにインボイス一つをとってみても、捉え方は様々です。難局を前向きにとらえ対応していくには大きなエネルギーを必要とします。大きなエネルギーをつくるには、一人一人が当事者として使命感を持って行動していくことが大事であると考えます。我が事務所も使命感とリラティブスマインドをもって皆様の良きパートナーとして力を発揮する良き機会と捉え貢献できればと考えております。

結びにあたり、皆さまご清栄を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

令和5年1月4日

 

税理士法人西田経理事務所

 

代表社員 吉留良平