お知らせ

2025年 年頭のご挨拶

年頭のご挨拶

 

明けましておめでとうございます。

令和7年の幕開けにあたり、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

昨年の元日、突如石川県能登地方を襲った震度7の地震は、穏やかな新年を迎えていた多くの人々に大きな衝撃を与え、その後の生活を一変させました。新型コロナウィルス感染症の影響が穏やかになり、いつもの日常を取り戻そうとしていた矢先の出来事であり、暗雲が垂れ込めるスタートとなったことを鮮明に覚えております。

しかし、7月にフランスパリで開催された第33回夏季オリンピックでは、日本選手団が海外開催での最多記録を更新する金メダル20個を含む45個のメダルを獲得しました。さらに、8月に開催された第17回夏季パラリンピックでも、金メダル14個を含む41個のメダルを獲得しました。これらの活躍は国内に大きな感動と勇気を与えてくれました。

米メジャーリーグでは、ナ・リーグのドジャースに移籍した大谷翔平選手が、史上初となる50本塁打・50盗塁の偉業を成し遂げ、ワールドチャンピオンに輝くとともに、2年連続3度目のMVP(ナ・リーグ)を受賞しました。獅子奮迅の活躍は、令和6年終盤までの話題となり、世界中のベースボールファンの憧れの的となりました。

経済面では、日経平均株価が最高値4万2,000円台に到達しました。しかし、30年ぶりの郵便料金の値上げなど、生活関連の物価の上昇の勢いは止まらず、景気上昇を実感するには遠い1年となりました。

税制面では、1月に改正帳簿保存法、6月には物議を醸しました定額減税が施行されました。われわれ中小企業の事務面においてインボイス制度の影響が覚めやらぬ中、大きな負担となりました。

令和7年で注目されるイベントは、4月から約半年間開催される大阪・関西万博です。多くの国々との交流が深まり、国際的な理解と協力が促進されることが期待されます。施設建設の遅れなど、様々な報道がなされましたが、無事に開催され、日本の最先端技術、文化や伝統が世界に発信され、地域経済が活性化することを願っています。

さて、弊社ではデジタル化への取組みの一環として、熊谷事務所の改装時に古い書類の一斉廃棄を敢行し、デジタル保存のルールを決め、さらなるペーパーレスに挑みました。直近2期の比較は下記のとおりです。削減幅は少なくなりましたが、着実に成果は出ております。

 

2022.7~2023.6 2023.7~2024.6 比率
使用枚数 88,970枚 78,055枚 87.73%

 

世のトレンドは引き続きDXによるデジタル化といえます。生成AIを始めとして仕事のやり方が大きく変わってくると思います。技術の進歩とともに顧客のニーズも多様化しており、そのニーズに対応するため、組織としてもあらゆる世代が交流する共同型が主流になるものと思われます。より活性化を求めるためには多様性の受容、年代を問わないフレキシブルな交流が必要です。

令和7年は「乙巳(きのとみ)」の年で、根気強く続けてきた努力が実を結ぶ年になるとされています。これまでは、世の中の変化に慣れることをテーマとしてきましたが、今年からは、少しずつ変化に対応し、一歩ずつ前進し、成果を出していきたいと思います。

わが事務所ではこれらの取り組みの中で得た気づきを皆様にご提案し、より良い経営環境づくりのお手伝いができればと考えております。

引き続き使命感とリラティブスマインドをもって皆様に寄り添っていく所存ですので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

令和7年1月5日

 

税理士法人西田経理事務所

 

代表社員 吉留良平